玉乃井通信2019年7月1日

 
●「玉乃井映画の会」いよいよ復活! 王兵(ワン・ビン)監督『苦い銭』!!
 
玉乃井玄関横の恵比須様の遷座式も無事に終えることができました。お祝いのことばやお神酒など、ありがとうございます。
今年もいつのまにか半分が過ぎ、茫然としてしまいますね。
玉乃井は7月20日から9月20日まで予約のみとなります。冷房がないのでそれを前提としての営業になります。電話、メールなどで事前にご連絡お願いします。
 
★玉乃井での映画、再び
「玉乃井映画の会」が終わって2年半がたちました。
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督『悲情城市』、ジャ・ジャンクー監督『長江哀歌(エレジー)』、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『ブンミおじさんの森』、バフマン・ゴバディ監督『酔っぱらった馬の時間』、ドキュメンタリーとしては佐藤真監督『阿賀に生きる』、アニエス・ヴァルダ監督『落穂拾い』なども、上映時間の長さや内容の厳しさも超えて上映できました(映画の会の詳細は「玉乃井映画の会」記録ファイルで)。今の時代のだいじな映画で、提供できそうなものをほぼだせたし、上映会のたいへんさもあり、映画の会は終了しました。
現在、ドキュメンタリーが力をもっています。テレビもふつうの人の力や面白さを見せることで延命しているかにみえます。それくらい世界の底は深いということでしょう。そういう無限な世界をなんとかリアルにすくいとろうとあがく表現の先端に、ドキュメンタリー映画があります。
映画会のことでいえば、やり残した気持ちが強いのもドキュメンタリーです。佐藤真や小川伸介はもういませんが、まだ王兵(ワン・ビン)、フレデリック・ワイズマン、原一男などの映像作家がいます。映画としても『鉄西区』『送還日記』『チチカットフォリーズ』『さよならCP』などもあります。
広間で映写機やプロジェクターで投影しつつ大勢でみるというのは、準備も含めてたいへんすぎるのでもう無理ですから、ちがう形での上映になるでしょう。真っ暗でない空間、種々雑多なものに囲まれて集中できるのだろうかとも思いますが、あまりにも厳しい内容のものは、かえって誰かと一緒だと見続けられるところもあります。少し目を閉じて休んでまた目を開いて。そういう形ででも、激しく深くそうしてあたたかいものはきちんと伝わってくるでしょう。
王兵監督の『苦い銭』や『収容病棟』を皮切りに、小川伸介監督『三里塚 第二砦の人々』や『辺田部落』へとつないで・・・。